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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科59巻8号

2005年07月発行

症例

柴苓湯が奏効した後腹膜線維化症

著者: 杉本和宏1 石田武之1

所属機関: 1氷見市民病院泌尿器科

ページ範囲:P.601 - P.604

文献概要

症例は76歳,男性。全身倦怠感を主訴に当院内科を受診し,Cr 10.7mg/dlにて入院した。その後,両側水腎症による腎後性腎不全と考えられ泌尿器科へ転科し,左腎瘻造設と右尿管ステントを留置した。腎盂造影,CT,MRIなどにて後腹膜線維化症による腎後性腎不全と診断し,柴苓湯の投与を5か月間行うと,大動脈周囲の線維化はやや縮小し水腎症は消失した。治療終了後3か月後の現在,再発なく経過観察している。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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