icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科59巻9号

2005年08月発行

文献概要

特集 泌尿器科体腔鏡下手術を安全に行うために

腹腔鏡下腎・副腎手術を安全に行うために

著者: 溝口裕昭1 花田麻里1 牟田口和昭1 梶原充1

所属機関: 1中津第一病院泌尿器科

ページ範囲:P.637 - P.641

文献購入ページに移動
要旨 1996年6月から筆者らが関わった腹腔鏡下手術243例のうち,40例(16.5%)に術中合併症といえるトラブルが生じ,20例(8.2%)が開放手術に移行した。出血によるもの8例,癒着によるもの7例,術者の技術的な問題によるものが5例である。ここでは腹腔鏡下腎・副腎摘除術に関する術中トラブル26例について検討した。腹腔鏡下腎・副腎手術を安全に行うために導き出された結論は2つである。一つには既往歴,術前画像診断などから癒着のない症例を選択すること,一つには腹腔鏡用器具はその特性を正しく認識して適切に使用することである。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら