icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科59巻9号

2005年08月発行

特集 泌尿器科体腔鏡下手術を安全に行うために

後腹膜鏡下腎尿管手術を安全に行うために

著者: 高橋義人1 横井繁明1

所属機関: 1岐阜大学大学院医学研究科泌尿器科分野

ページ範囲:P.643 - P.648

文献概要

要旨 後腹膜鏡下腎尿管手術の手術手技について,合併症回避,出血回避の観点からポイントをまとめた。すべての手順手技に合併症が起こりうること,手術開始前から合併症回避の準備をしておく必要があることを強調した。血管処理については,十分な剝離,適切な血管遮断器具が重要である。偶発的な出血のみに使用する器具もあり,腹腔鏡手術に関する器具のさまざまな情報に習熟しておくことが対策に通じることを述べた。腹腔鏡手術遂行の可否に関する判断は,手術遂行グループとしての技量を勘案して各手術手順遂行に要した時間,出血の仕方,出血量から判断する必要があることを述べた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら