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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科59巻9号

2005年08月発行

特集 泌尿器科体腔鏡下手術を安全に行うために

後腹膜リンパ節郭清術を安全に行うために

著者: 加藤司顯1 東原英二2

所属機関: 1多摩北部医療センター泌尿器科 2杏林大学医学部泌尿器科

ページ範囲:P.679 - P.683

文献概要

要旨 後腹膜リンパ節郭清術は現在,多施設で行われている術式となっている。手術をするにあたって,適切な機器として,右手はサクションのついた電気メス,血管近傍では使い慣れた彎曲のケリー鉗子が最適と考える。また,血管やリンパ管を露出した際にはリガシュアーTMが有効である。左手は出血した際を想定し,バイポーラ鉗子が適している。腰動静脈などを誤って切断してしまった場合は,ガーゼ圧迫,サクションで出血点を見つけ,バイポーラやクリップなどで止血。大血管損傷であればガーゼ圧迫しつつただちに開創手術へ移行することが望ましい。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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