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特集 泌尿器科体腔鏡下手術を安全に行うために
文献概要
要旨 腹腔鏡下前立腺全摘除術では,従来の開放手術で求められた限局性前立腺癌に対する根治性と尿禁制などの機能温存に加え,腹腔鏡下手術の低侵襲性と早期回復の利点を期待でき,骨盤腔深部での良好な視野を獲得可能となる。しかし,DVC結紮や膀胱尿道吻合,あるいは膀胱頸部の剝離などは腹腔鏡下手術として技術的にやや難しく,確実な基本手技の習得が必要となる。低侵襲手術が危険であってはならず,腹腔鏡下前立腺全摘除術の施行には,指導者の下での研修も必須であると考える。術式の詳細はこれまでの報告や教育ビデオも参考にして,ここでの腹腔鏡下前立腺全摘除術を安全に行うための注意点,コツを記憶にとどめておいていただきたい。
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