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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科59巻9号

2005年08月発行

特集 泌尿器科体腔鏡下手術を安全に行うために

ハンドアシスト体腔鏡下手術を安全に行うために

著者: 河内明宏1 米田公彦1 内藤泰行1 邵仁哲1 水谷陽一1 三木恒治1

所属機関: 1京都府立医科大学大学院泌尿器機能再生外科学

ページ範囲:P.697 - P.702

文献概要

要旨 ハンドアシスト法による体腔鏡下手術は開腹術と同じような触覚が得られ,また,手による操作が鉗子と比較して動く範囲や操作性において柔軟性が高いため,比較的安全に施行できる。また,標準的術式による体腔鏡下手術のトラブル時にも低侵襲性を保ちながら手術を完遂することができ,有用な方法である。しかし一方で,ブラインドでの操作が多くなったり,操作腔に手を入れることにより逆に手術操作が難しくなる可能性もある。さらに腔内に入れた手を電気凝固や鉗子で傷つけてしまうこともある。これらHALSの利点と欠点を十分理解したうえで,術式を十分理解し,安全に行うポイントに十分習熟する必要がある。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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