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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科60巻1号

2006年01月発行

学会印象記

「第55回日本泌尿器科学会中部総会」に参加して

著者: 濵本周造1

所属機関: 1安城更生病院

ページ範囲:P.72 - P.73

文献概要

第55回日本泌尿器科学会中部総会は10月28日から30日の3日間,神戸ポートピアホテルにて島会長のもと兵庫医科大学の主催で開催されました。私事ですが,実家が大阪にありまして,久しぶりに帰郷し,学会中は家より出席させていただきました。ポートアイランドといえば,新神戸の南に26年前に誕生した国内初の都市機能をもつ人工島です。ポートアイランド内にはホテルや国際会議場,学校などのアカデミックな施設のみではなく,ファッショナブルな住宅施設や市民広場があり,まさに国際都市として充実したものです。窮屈な診療の合間を休ませていただいて出席した私としては,心のゆとりを感じる一刻でした。関西では,阪神タイガースが日本シリーズで敗れた直後で物静かでしたが,学会場では多数の参加者でにぎわっただけではなく,懇親会では盛大な料理と,活気あふれるものでした。

 本学会は,一般演題44セッション,212題で,内訳は口演(17セッション,79題),ビデオ(2セッション,7題),ポスター(25セッション,126題)でした。今回のポスター発表は,これまでの方法とは異なり,AUAなどで採用されているようなステージ上でPCを使用して発表する形式(2分発表,2分討論)でした。いままでのポスター発表といえば,見物客のように群集の後ろから発表を聞いて雰囲気を味わう程度でしたが,小さく見づらかった文字や図表が見やすく理解しやすくなり,短時間で多数のまとめられたスライドを見ることができ,勉強になったと思います。反面,発表時間が2分と短かったため,前もってポスターに目を通していなければ内容についていくのは至難かとも感じました。私は,一般口演として最近徐々に広がりつつあるホルミウムレーザー前立腺核出術(HoLEP)について発表の機会を与えていただきました。同じ題材での発表が重なっていたこともあり,緊張感の中にもゆとりを持って話ができたと思います。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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