icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科60巻13号

2006年12月発行

文献概要

手術手技 腹腔鏡下手術時代における開放手術・1

副腎摘除術

著者: 簑和田滋1

所属機関: 1国立国際医療センター泌尿器科

ページ範囲:P.963 - P.967

文献購入ページに移動
要旨:副腎の小腺腫は主に腹腔鏡下手術で治療されるようになった。しかし手術適応症例は少なく,手技の熟練は決して容易ではない。腹腔鏡下手術に習熟していない施設では,腹腔鏡補助下小切開法による副腎摘除術のほうが安全性に優れる。大きな腫瘍,悪性腫瘍などでは開放性手術が適応となる。ここでは腹腔鏡補助下による小切開手術,および胸腹式拡大手術の要点について述べた。

参考文献

1)Higashihara E, Tanaka Y, Horie S, et al:Laparoscopic adrenalectomy:the initial 3 cases. J Urol 149:973-976, 1993
2)一城貴政,薬師寺史厚,上芝 元,他:日本における副腎偶発腫の疫学調査―2年間の調査結果報告.ホルモンと臨床51(増刊):147-154,2002
3)Minowada S, Fujimura T, Takahashi N, et al:CT-guided percutaneous asetic acid injection therapy for functioning adrenocortical adenoma. J Clin Endocrinol Metab 88:5817-5817, 2003
4)Kageyama Y, Kihara K, Kobayashi T, et al:Portless endoscopic adrenarectomy via a single minimal incision using a retroperiponeal approach:expeience with initial 30 cases. Int J Urol 11:693-699, 2004
5)簑和田滋:手術基本手技:副腎摘除術.臨泌54:519-524,2000

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら