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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科60巻3号

2006年03月発行

手術手技 尿路内視鏡手術 3

前立腺肥大症に対するレーザー治療―Visual laser ablation of prostate(VLAP)を中心に

著者: 谷本竜太1 那須保友1

所属機関: 1岡山大学大学院医歯薬学総合研究科泌尿器病態学

ページ範囲:P.205 - P.209

文献概要

要旨:Visual laser ablation of prostate(VLAP)は内視鏡を用いて直視下にレーザーを照射することが可能であり,泌尿器科医にとってなじみやすい治療法である。その利点を引き出すべく,症例の選択(前立腺重量50g以下)を厳密に行うことが最大のコツといえる。欠点としては,術後一時的に膀胱刺激症状,排尿困難が増悪することである。しかし,TURPに比して明らかに低侵襲であり,前立腺肥大症に対するオプションの1つとなりうるものと考えられる。

参考文献

1)那須保友,大森弘之:新しい経尿道的前立腺肥大症治療.泌尿外8:465-470,1995
2)内田豊昭,那須保友,公文裕巳,他:前立腺肥大症178例に対するUrolaseを用いたVisual laser ablation of prostate(VLAP)療法の長期成績.泌尿外8:435-440,1995
3)那須保友:レーザー前立腺手術―非接触法.臨泌50:117-119,1996
4)Sengor F, Gurdal M, Tekin A, et al:Neodymium:YAG visual laser ablation of the prostate:7 years of experience with 230 patients. J Urol 167:184-187, 2002
5)Cowles RS 3rd, Kabalin JN, Childs S, et al:A prospective randomized comparison of transurethral resection to visual laser ablation of the prostatic for the treatment of benign prostatic hyperplasia. Urology 46:155-160, 1995

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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