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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科60巻4号

2006年04月発行

文献概要

特集 ここが聞きたい―泌尿器科検査ベストプラクティス A.一般臨床検査法 ■病歴聴取 【病歴聴取】

1.病歴聴取のポイントと注意点について教えて下さい。

著者: 下田次郎1

所属機関: 1岩手県立胆沢病院泌尿器科

ページ範囲:P.18 - P.22

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1 予診を行っておくこと

 新規患者の診察において十分な病歴聴取は大変重要なことであるが,混雑した外来で病歴聴取にかけられる時間はごく限られているのが現実である。一方で,患者は長い待ち時間を持て余していることが多いので,待ち時間中に問診票を書いてもらうことも有効である(図1)。あらかじめ情報を得ておくことにより,検査の指示も円滑に進められるし,簡潔な診察を可能にするとともに,会話の苦手な患者や診察室で話しにくい症状などについてもある程度の情報を前もって得ることができる。また,問診票には,既往歴や現在受けている治療,アレルギー歴なども記してもらい,女性の場合には妊娠の可能性や授乳の有無などについてもチェックする項目を設けておけば,聞き漏らす危険性を減らし,患者情報の収集における責任を患者自身にも担ってもらう意義があると考えている。

参考文献

1)西川政勝:周術期の抗血小板薬の中断および再開法.血栓と循環13:217-219,2005

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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