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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科60巻4号

2006年04月発行

文献概要

特集 ここが聞きたい―泌尿器科検査ベストプラクティス A.一般臨床検査法 ■診察法 【女性の外陰部の診察】

5.女性の外陰部診察のポイントと注意点について教えて下さい。

著者: 近藤幸尋1 西村泰司1

所属機関: 1日本医科大学泌尿器科

ページ範囲:P.35 - P.35

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1 はじめに

 女性の外陰部の診察は,女性診療科,皮膚科および泌尿器科のオーバーラップするところであり,泌尿器科的には外陰部診察を全例に行っているわけではなく,何らかの尿道および外陰部の疾患を疑った場合,または他科からの紹介で行うのが一般的である。

 それでは,どのような症状のときに外陰部の診察を行うかであるが,外陰部そのものの主訴である場合と初期血尿や下着やトイレ後のティッシュの血液付着ということになる。また,尿失禁の場合にも診察が必要である。

 女性の外陰部は尿道の開口部や陰核など先天性に若干のバラエティーが存在し,外尿道口が腟に近づいている例など多々みられる。そのため,位置的な先天奇形は場所的に大きく逸脱したものに限られる。本稿では,女性外陰部診察の要因とポイントを述べる。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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