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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科60巻4号

2006年04月発行

文献概要

特集 ここが聞きたい―泌尿器科検査ベストプラクティス B.器械的検査法 ■器具,内視鏡および経尿道的操作の基本的知識 【経尿道的操作】

21.経尿道的操作における体位,術前処置,消毒,麻酔の方法について教えて下さい。

著者: 横田崇1

所属機関: 1大森中央泌尿器科・内科・外科クリニック

ページ範囲:P.88 - P.90

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1 体 位

 すべての操作の基本体位は砕石位である(図1)。ただし,この体位で長時間経過すると,下肢血栓形成の危険性が高まることを念頭に置く必要がある。砕石位がとれない患者(大腿部の疾患で開脚位がとれない患者や股関節や膝関節に問題がある患者)では,開脚仰臥位あるいは仰臥位で行う(図2)。さらに,女性の場合には側臥位でも経尿道的操作は可能である(図3)。ブジーや硬性膀胱尿道鏡を施行するうえで,操作性や施行しやすさから砕石位が基本となるが,カテーテルや軟性鏡の場合には,どのような体位でも施行可能である。

参考文献

1)松田大介,入江 啓,志村 哲,他:男性患者に対する硬性膀胱鏡前処置としての尿道内局所麻酔薬ゼリー注入の有効性に関する検討.日泌尿会誌96:617-622,2005
2)高橋茂子,鵜飼麟三:膀胱鏡検査における仙骨ブロックの効果.臨床看護16:694-698,1990

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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