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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科60巻4号

2006年04月発行

文献概要

特集 ここが聞きたい―泌尿器科検査ベストプラクティス C.内視鏡的検査法 ■膀胱尿道鏡 【軟性鏡】

33.軟性鏡の種類と特徴について教えて下さい。

著者: 蓮井良浩1

所属機関: 1宮崎大学医学部泌尿器科

ページ範囲:P.120 - P.121

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1 はじめに

 軟性膀胱鏡は一般にファイバースコープとして親しまれていて(図1),接眼レンズで観察される。近年,ファイバーに替えて内視鏡先端部にCCD(charged coupled device)を取り付けた電子スコープの登場により(図2),より鮮明な画像を得ることができるようになった1~5)

 軟性鏡は前方視であり(図3),先端が曲がることで側視できる。軟性鏡の多くは視野角が90度でup方向が210度,down方向が90度程度の彎曲ができる。挿入時に男性では硬性鏡ほどの疼痛を感じないため,尿道粘膜麻酔でスムーズに膀胱内へ挿入できる。

参考文献

1)松岡 啓:機械的検査と処置.内藤誠二(編):新泌尿器科学.南山堂,東京,p100-103,2001
2)秋元成太,三木 誠(編):泌尿器科内視鏡.医学書院,東京,pp29-38,1996
3)伊勢田徳宏:泌尿器科病棟管理マニュアル.膀胱鏡検査・膀胱生検.臨泌56(増刊):53-56,2002
4)三木 誠:膀胱尿道鏡検査.日常診療のための泌尿器科診断学10.インターメディカ,東京,2001
5)内藤誠二(編):膀胱癌のすべて.メジカルビュー,東京,pp48-61,2002

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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