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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科60巻4号

2006年04月発行

文献概要

特集 ここが聞きたい―泌尿器科検査ベストプラクティス C.内視鏡的検査法 ■膀胱尿道鏡 【硬性鏡,軟性鏡】

36.硬性膀胱尿道鏡,軟性膀胱尿道鏡を用いて検査する場合,見え方の違いはありますか。それぞれ,他方に比べ注意する点や所見の記載法について教えて下さい。

著者: 黒田昌男1

所属機関: 1日生病院泌尿器科

ページ範囲:P.126 - P.127

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1 はじめに

 軟性鏡には,画像をイメージガイドファイバーによって伝送し,接眼部から観察するファイバースコープ型と,内視鏡先端部の小型CCDカメラで画像を電気信号に変え,この電気信号が内視鏡内を伝送され,ビデオプロセッサーで処理されモニターに映して観察する電子スコープ型とがある。両者の違いは内視鏡内を伝送するデータが光(画像)か電気信号かの違いであるが,得られる画像の明るさ,解像度は大きく異なる。ファイバースコープ型では,電子スコープ型に比べると暗く,解像度が悪い画像しか得られない。したがって,数年後には電子スコープ型のみが普及し,ファイバースコープ型は使用されなくなると考えられるので,軟性鏡は電子スコープ型に限って話を進めることにする。

参考文献

1)日本泌尿器科学会・日本病理学会(編):泌尿器科・病理 膀胱癌取扱い規約.金原出版,東京,2001

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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