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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科60巻4号

2006年04月発行

文献概要

特集 ここが聞きたい―泌尿器科検査ベストプラクティス C.内視鏡的検査法 ■尿管鏡 【尿管鏡】

38.尿管鏡の挿入方法と検査時の注意点について教えて下さい。

著者: 奴田原紀久雄1

所属機関: 1杏林大学医学部泌尿器科

ページ範囲:P.131 - P.133

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1 尿管鏡の挿入

 尿管鏡の挿入といった場合,尿管口の通過ということが最も問題になる。これについて述べる。

1.硬性尿管鏡の挿入

 硬性尿管鏡の挿入方法には,(1)直接挿入法(direct insertion),(2)ガイドワイヤーを用いた挿入法,(3)尿管口の拡張を伴う挿入法の3通りの方法がある。最近の細径尿管鏡では,尿管口の拡張を要する症例は激減した。よって,ここでは拡張を要さない挿入法のみを述べるが,軟性尿管鏡の挿入で述べる尿管口拡張やアクセスシースを用いた挿入法もひと通り理解し,いつでも使えるようにしておいたほうがよい。

参考文献

1)公文裕巳:尿管・腎盂鏡.秋元成太,三木 誠(編):泌尿器科内視鏡.医学書院,東京,pp 38-48,1996
2)Su LM, Sosa RE:Ureteroscopy and retrograde ureteral access. In:Walsh PC, et al(eds):Campbell's Urology. 8th ed. WB Saunders, Philadelphia, chapter 97, pp3306-3319, 2002
3)奴田原紀久雄,東原英二:腎盂尿管鏡を用いた手術.臨泌56:957-966,2002
4)Knudsen BE, Beiko DT, Denstedt JD:Stenting after ureteroscopy:pros and cons. Urol Clin N Am 31:173-180, 2004

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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