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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科60巻4号

2006年04月発行

文献概要

特集 ここが聞きたい―泌尿器科検査ベストプラクティス D.尿路機能検査法 ■尿流動態検査法 【尿道括約筋筋電図検査】

44.尿道括約筋筋電図検査の適応,方法,臨床的意義について教えて下さい。

著者: 松本成史1

所属機関: 1近畿大学医学部泌尿器科

ページ範囲:P.154 - P.154

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1 適 応

 尿道括約筋筋電図(urethral sphincter electromyography:USEMG)は,外尿道括約筋もしくはその付近の骨盤底筋群の収縮電位を計測する検査である。通常は膀胱内圧測定と同時に施行される。したがって,適応症例は膀胱内圧測定と同じであり,脳脊髄疾患(脳血管障害,多発性硬化症,脊髄損傷,パーキンソン病,HAMなど)や末梢神経障害(糖尿病,直腸癌や子宮全摘などの外科婦人科的疾患の術後など)や下部尿路通過障害(前立腺肥大症など)である。

参考文献

1)國本雅也,田山二郎:生体検査の要点解説.月間保険診療59:105-107,2004

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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