icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科60巻4号

2006年04月発行

文献概要

特集 ここが聞きたい―泌尿器科検査ベストプラクティス E.X線検査法 【逆行性尿道膀胱造影】

54.逆行性尿道膀胱造影検査に際し,どうしても力んでしまう患者に対してはどう対処するのがよいでしょうか。そのコツを教えて下さい。

著者: 岡聖次1

所属機関: 1独立行政法人国立病院機構大阪医療センター泌尿器科

ページ範囲:P.186 - P.187

文献購入ページに移動
1 はじめに

 逆行性尿道膀胱造影検査時に患者の力みが発生するのは,通常は尿道外括約筋による収縮部(膜腰部尿道)を造影剤が通過するときである。造影剤注入時に患者が力めば,外括約筋の収縮力が増加するために造影剤による注入圧が上昇し,患者がさらに力むという悪循環を生じることになる。それゆえ,本検査に際して患者の力みを抑える最も重要なポイントは,外括約筋の収縮を可能な限り生じさせないようにすることである。

参考文献

1)Pollack HM(ed):Clinical Urography. WB Saunders, Philadelphia, London, Toronto, Montreal, Sydney and Tokyo, vol 1, chapt. 8, pp256-295, 1990

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら