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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科60巻4号

2006年04月発行

文献概要

特集 ここが聞きたい―泌尿器科検査ベストプラクティス E.X線検査法 【精囊造影】

56.精囊造影の適応,方法,基本的読影法について教えて下さい。

著者: 清原久和1 中村吉宏1

所属機関: 1市立豊中病院泌尿器科

ページ範囲:P.191 - P.191

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1 適 応

 不妊症においてその約40~50%で男性が関与していると考えられており,加えて近年環境ホルモンの影響などで男性の精液の質の低下が指摘されている。男性不妊症患者の精液検査を行うと,精液中に精子がまったく認められないいわゆる無精子症の患者が約10%を占めるといわれている。この無精子症をきたす原因として,(1)内分泌学的なもの(低性腺刺激ホルモン性性腺機能低下症),(2)精巣機能不全(精子形成異常),(3)精管または射精管の閉塞がある。精囊造影は(3)について行う検査である。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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