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特集 ここが聞きたい―泌尿器科検査ベストプラクティス E.X線検査法 【CT】
59.前立腺癌のステージ診断に際して,CTとMRIの使い分け,局所浸潤の見方のコツを教えて下さい。
著者: 鞍作克之1
所属機関: 1大阪市立大学大学院医学研究科泌尿器病態学
ページ範囲:P.197 - P.199
文献購入ページに移動前立腺癌のステージ診断において,CTはMRIと比較して,その役割は非常に限られたものである。“Campbell's Urology”においても,前立腺癌の浸潤度の評価では,現在,CTはMRIに取って代わられていると述べられている1)。特に手術や小線源療法,放射線療法などの治療方針決定のため,局所浸潤度の評価を行う場合,経直腸超音波検査に引き続いてMRIを施行するケースがほとんどである。しかし,ペースメーカーや体内に磁性物質を留置した症例や,閉所恐怖症などの理由でMRIが施行できない症例に対しては,代用の検査として骨盤CT検査が行われる。
本稿では,CTによる前立腺癌の浸潤度の評価について,臨床病期別にMRIと比較を行いながら概説する。
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