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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科60巻4号

2006年04月発行

文献概要

特集 ここが聞きたい―泌尿器科検査ベストプラクティス H.超音波診断法 ■各種臓器の超音波診断 【膀胱】

76.超音波検査で膀胱を上手に描出するコツと基本的読影法について教えて下さい。

著者: 野田賢治郎1 相澤卓2

所属機関: 1東京医科大学八王子医療センター泌尿器科 2西東京中央総合病院泌尿器科

ページ範囲:P.268 - P.270

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1 はじめに

 膀胱超音波断層法は,血尿や排尿障害を有する症例が主たる対象となる。簡便で非侵襲的検査のためスクリーニングに適しており,日々の泌尿器科診療において積極的に施行されるべきである。対象疾患は主に腫瘍で,その存在および深達度診断が可能である。そのほか,結石,憩室なども対象となる。また,推定残尿量の算出にも用いられる。アプローチには,経腹壁,経尿道,経直腸的走査法があるが,本稿では経腹壁的超音波断層診断法について述べる。

参考文献

1)日本超音波医学会(編):新超音波医学.4巻.医学書院,pp196-202,2000
2)杉本浩造,中川修一,大江 宏,他:経腹的超音波断層法を用いた膀胱腫瘍スクリーニングの有用性についての検討.超音波医学22:247-251,1995
3)中村昌平:尿路性器腫瘍は超音波検査でどこまでわかるか.膀胱腫瘍.泌尿外10:837-840,1997
4)日本泌尿器科学会,日本病理学会(編):膀胱癌取扱い規約.第3版.金原出版,2001
5)二階哲朗,長岡修二:膀胱腫瘍の早期発見に果たす下腹部超音波検査の役割.広島医学49:696-698,1996
6)関戸哲利,鳥居 徹,野口良輔,他:人間ドックにおける腹部超音波検査の泌尿器疾患に対する意義.日泌尿会誌85:1089-1096,1994

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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