文献詳細
文献概要
特集 ここが聞きたい―泌尿器科検査ベストプラクティス K.内分泌機能検査法 【間脳-下垂体-性腺(精巣)系の内分泌機能検査】
93.間脳-下垂体-性腺(精巣)系の内分泌機能検査の適応と方法,注意点について教えて下さい。
著者: 鈴木啓悦1
所属機関: 1千葉大学大学院医学研究院泌尿器科学
ページ範囲:P.328 - P.332
文献購入ページに移動血中アンドロゲン(C19-steroidの総称)1)には,精巣由来のテストステロンと,副腎皮質由来のアンドロステロン,デハイドロエピアンドロステロン(DHEA)などがある。このうちテストステロンの合成経路を図1に示す。
間脳-下垂体-性腺(精巣)系のホルモン調節機構を図2に示す。視床下部よりの性腺刺激ホルモン放出ホルモン(gonadotropin releasing hormone:GnRH)は間欠的に分泌され,日内変動が存在する。このGnRHは,下垂体門脈によって下垂体前葉に運ばれ,ゴナドトロフ細胞から刺激ホルモン(ゴナドトロピン)である黄体形成ホルモン(luteinizing hormone:LH)と卵胞刺激ホルモン(follicle stimulating hormone:FSH)を放出する。ゴナドトロピンも日内変動を有する。
参考文献
掲載誌情報