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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科60巻5号

2006年04月発行

文献概要

症例

胃癌による転移性陰茎皮膚腫瘍の1例

著者: 小松歩1 山下利幸1

所属機関: 1徳島県立三好病院泌尿器科

ページ範囲:P.329 - P.331

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はじめに

 転移性陰茎皮膚腫瘍は,非常にまれな疾患で多くの場合,膀胱癌,前立腺癌などの泌尿生殖器癌,もしくは直腸癌などの近接臓器が原発巣である。今回,われわれは陰茎皮膚転移を契機に発見された胃癌の1例を経験したので,若干の文献的考察を含めて報告する。

参考文献

1)武田克之,重見文雄,荒瀬誠治:皮膚疾患カラーアトラス.ライフサイエンス出版,東京,pp86-87,1988
2)Brownstein MH and Helwig EB:Metastatic tumors of the skin. Cancer 29:1298-1307, 1972
3)佐藤裕之,大木隆弘,門間哲雄:前立腺癌に合併し胃癌の陰茎皮膚転移を呈した一例.日泌尿会誌92:628-631,2001
4)児玉浩一,四柳智嗣,布施春樹:陰嚢内硬化性脂肪肉芽腫の一例.西日泌尿45:211-214,1999
5)小泉久志,野田 透:柴苓湯が有効であった陰嚢内硬化性脂肪肉芽腫の2例.漢方医学24:120-121,2000
6)Boscanio A, Orabona P, D'Antonio, et al:Cutaneous metastases from gastric adenocarcinoma. Report of two cases and review literature. Arch Anat Cytol Pathol 44:60-64, 1996
7)影山豊恵,小松 平,加藤安彦,他:胃癌の陰嚢皮膚への転移.皮膚病診療12:589-892,1990
8)佐藤 温,伊藤友弘,富田高重:胃癌の化学療法.癌と化学療法29:1522-1531,2002

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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