文献詳細
手術手技 尿路内視鏡手術 6
文献概要
われわれが行っている尿管鏡手術の適応と手技について概説した。近年尿管鏡は細径化され操作性が向上したことから,容易に上部尿路へアクセス可能になったといえる。われわれは半硬性尿管鏡と軟性尿管鏡下に,ホルミウムヤグレーザーを用いた尿管鏡手術を施行している。その適応は,上部尿路狭窄症,腎出血,尿管良性腫瘍,尿路結石症と多岐にわたり,治療結果も満足のいくものである。尿管鏡手術は低侵襲で治療効果も優れているが,思わぬ合併症もきたすこともあり,十分に手術手技を熟知したうえで施行する必要がある。
掲載誌情報