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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科60巻7号

2006年06月発行

文献概要

症例

経皮的椎体形成術を施した精巣腫瘍椎骨転移

著者: 赤坂俊太郎1 近田龍一郎1 品川剛廣1 小原航1 江原茂2 藤岡知昭1

所属機関: 1岩手医科大学医学部泌尿器科 2岩手医科大学医学部放射線科

ページ範囲:P.497 - P.500

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 36歳,男性。両下肢のしびれを主訴に受診した。3年前に右精巣腫瘍(胎児性癌,T2,N0,M0,S0)で高位精巣摘除術が施行されている。HCG-β 4.0ng/ml,画像診断で左腸骨前面の腫瘤性病変,第3・11胸椎への骨転移を認めた。化学療法後腫瘤性病変は消失したが,第11胸椎の溶骨性変化は改善せずCTガイド下経皮的椎体形成術を施行した。治療後自力歩行可能となり骨硬化像を認めた。

参考文献

1)Weill A, Chiras JM, Simon J, et al:Spinal metastases:Indications for and results of percutaneous injection of acrylic surgical cement. Radiology 199:241-247, 1996
2)小林 健,高中 強,松井 修,他:CT透視を用いた経皮的椎体形成術の有用性.IVR会誌14:343-348,1999
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5)Murphy KJ and Deramond H:Percutaneous vertebroplasty in benign and malignant disease. Neuroimaging Clin N Am 10:535-545, 2000

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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