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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科61巻1号

2007年01月発行

特集 Aging male―これからの展開

Aging male―現状と展望

著者: 並木幹夫1 高栄哲1

所属機関: 1金沢大学大学院医学系研究科集学的治療学(泌尿器科学)

ページ範囲:P.7 - P.11

文献概要

要旨 近未来の高齢化社会の到来は,社会的にも経済的にも大きな課題を人類につきつけている。そのような背景から高齢者の健康増進,QOLの維持を目指した医療が21世紀の大きなテーマになってきた。そのなかで,“Health aging for men”の精神から発生した学際的研究がAging Male研究で,1998年に国際学会であるISSAMが誕生し,わが国でも2001年に支部が設立され,2006年には日本Men's Health医学会と名称変更され学会化した。この学会および日本泌尿器科学会が中心となり加齢男性性腺機能低下(LOH)症候群の診療手引きが発刊され,この分野の診療が着実に発展することが期待される。またそのことが,わが国の高齢化対策の一助になるものと確信する。

参考文献

1)Lunenfeld B:Men's health and aging:The 5th World Congress on the Aging Male. Aging Male 9:1, 2006
2)Nieschlag E, Swerdloff R, Behre HH, et al:Investigation, treatment and monitoring of late-onset hypogonadism in males. Aging Male 8:56-58, 2005
3)岩本晃明,柳瀬敏彦,高 栄哲,他:日本人成人男子の総テストステロン,遊離テストステロンの基準値の設定.日泌尿会誌 95:751-760,2004
4)LOH症候群診療ガイドライン作成ワーキング委員会:LOH症候群診療の手引き.日泌尿会誌(印刷中),2007

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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