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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科61巻1号

2007年01月発行

特集 Aging male―これからの展開

男性更年期うつ病の心身医学的対応

著者: 筒井末春1

所属機関: 1人間総合科学大学

ページ範囲:P.47 - P.51

文献概要

要旨 男性更年期障害を取り扱う際は,本障害と臨床症状がきわめて類似するうつ病が紛れ込むことがあり,うつ病であればSSRI(selective serotonin reuptake inhibitors:選択的セロトニン再取り込み阻害薬)として知られている抗うつ薬を薬物治療として選択することが適切な対応となる。また,うつ病では自殺に至る場合が知られ,そのサインも念頭に置いて対処すべきである。男性更年期においては社会的・心理的背景がからみ,心身の症状の出現やうつ病の引き金となる場合があり,心身両面からのアプローチが重要である。SSRIはうつ病の第一選択薬として国際的にもよく知られていて,一般科においても使用しやすいが,投薬のコツや副作用についても理解しておく必要がある。

参考文献

1)石津 宏,馬 宏坤,兪 峰:心身学的観点からの男子更年期.心療内科 8:173-179,2004
2)大庭さよ,島 悟:職業上の危機.精神療法 27:14-22,2001
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掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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