icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科61巻10号

2007年09月発行

特集 性感染症の現状

最近の性感染症の動向

著者: 松本哲朗1

所属機関: 1産業医科大学泌尿器科

ページ範囲:P.765 - P.771

文献概要

要旨 性感染症は世界中で増加傾向を示している。特にHIV/AIDSは地球規模で増加を続けており,なかなか歯止めがかからない。わが国でも,増加の一途をたどっている。また,わが国における性器クラミジア感染症,淋菌感染症は2003年ごろから減少に転じているようである。しかし,減少の原因は不明であり,慎重な観察が必要である。最近,淋菌やクラミジア感染症の新しい診断キットが発売され,また,性器ヘルペスにおける再発抑制療法なども可能となり,性感染症の診断と治療に進歩がみられている。

参考文献

1)UNAIDS/WHO:2006 Report on the global AIDS epidemic
2)厚生労働省エイズ動向委員会:平成18年エイズ動向年報
3)国立感染症研究所,感染症情報センター,2007
in Japan. Antimicrob Agents Chemother 45:3603-3606, 2001
pharyngeal infection. J Infect Chemother 12:145-147, 2006
6)性感染症診断・治療ガイドライン.日本性感染症学会編,2006
7)今井博久:高校生の無症候性クラミジア感染症の大規模スクリーニング調査研究.性感染症の効果的な蔓延防止に関する研究.平成16年度総括研究報告書
with deletion in cryptic plasmid:implications for use of PCR diagnostic tests. Eurosurveillance 11:E061109, 2006

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら