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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科61巻12号

2007年11月発行

手術手技 腹腔鏡下手術時代における開放手術・11

精索静脈瘤手術

著者: 中島耕一1 永尾光一1 三浦一陽1 石井延久1

所属機関: 1東邦大学医学部泌尿器科学講座

ページ範囲:P.967 - P.971

文献概要

要旨:本稿においては当教室で行っているBernardi techniqueに準じた超高位精索静脈結紮術について解説した。本術式の最大の利点は,特殊な技術がまったく不要という点である。入院期間も腹腔鏡手術と遜色ないといえるし,経済的にも安価である。尿管切石術が激減し,小さな傷で後腹膜腔にアプローチする機会が多くない今日においては,開腹手術の入門にも適した術式といえると考えられる。

参考文献

1)Palomo A:Radical cure of varicocele by a new technique. J Urol 61:604-607, 1949
2)Bernardi R:Trataniento quiurgico del varucocele;conceptosy algunas modificaciones en su tenica. Sem Med 48:849-860, 1941
3)Amelar RD and Dubin L:Varicocelectomy in selected infertile patients who have failed to improve after previous left varicocelectomy. Fertil Steril 47:833-837, 1987
4)野澤英雄,永尾光一,原 啓,他:陰囊部に交通を認めた両側精索静脈瘤の1例.泌尿器外科 11:1339-1401,1998

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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