icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科61巻12号

2007年11月発行

症例

切除鏡のループにより摘出した膀胱異物

著者: 浅井聖史1 柳原豊1 池田哲大1 青木克徳1 丹司望1 横山雅好1

所属機関: 1愛媛大学医学部附属病院泌尿器科

ページ範囲:P.1003 - P.1005

文献概要

 症例は18歳,男性。尿道異物摘出不可を主訴に近医を受診し,摘出目的に当科を紹介された。初診時,血膿尿を認めた。軟性膀胱鏡にて膀胱異物を確認し,鉗子にて摘出を試みたが容易にちぎれてしまい摘出できなかったため,腰椎麻酔下に切除鏡のループによる部分切除を繰り返すことによってすべて摘出することができた。

参考文献

1)吉永敦史,本山一夫,伊藤正史,他:急性前立腺炎をきたした膀胱異物の1例.泌尿器外科 18:147-149,2005
2)石井 龍,岡留 綾,平 浩志:稀な膀胱内異物:長さ93cmの自家製シリコンコード.西日泌尿 65:721-723,2003
3)重村克巳,結縁敬治,片岡頌雄,他:膀胱異物(チューインガム)の1例.泌尿紀要 48:229-230,2002
4)Wyatt J and Hammontree LN:Use of Holmium:YAG laser to facilitate removal of intravesical foreign bodies. J Endourol 20:672-674, 2006

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら