icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科61巻3号

2007年03月発行

文献概要

手術手技 腹腔鏡下手術時代における開放手術・3

根治的腎摘除術―Like a pendulum-腹腔鏡下手術のもたらした開放手術の変化を中心に

著者: 冨田善彦1 長岡明1 加藤智幸1 武藤明紀1 梶沼陽1 中野裕子1 川添久1 柴崎智宏1 内藤整1

所属機関: 1山形大学医学部腎泌尿器外科

ページ範囲:P.199 - P.204

文献購入ページに移動
要旨:根治的腎摘除術の要件は,開放手術でも腹腔鏡下手術でも同じである。その要件を確実に実行することが,質の高い,完成度の高い手術につながる。腹腔鏡下手術では,手術中に用いられてきた「触覚」が頼りにならないか,きわめて変化したものとなったために,切開する組織や剝離面の「視覚」による認識が絶対的に要求される。この認識が,開放手術にフィードバックされた結果,さらに精度の高い開放手術が可能となったと思われる。今後,重要なことは,この知見,技術を開放手術を行う泌尿器科医全員で共有することであろう。

参考文献

1)冨田善彦:イラストレイテッド泌尿器科手術.腎摘除術―経腹膜式到達法.臨泌 58(増):29-38,2004

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら