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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科61巻4号

2007年04月発行

文献概要

特集 ここが聞きたい―泌尿器科処置・手術とトラブル対処法 Ⅰ.泌尿器科処置 【嵌頓包茎整復】

27.嵌頓包茎の小児患者です。無麻酔で整復すべきか,麻酔をして整復すべきか適応に悩んでいます。どのように対処すればよいでしょうか。

著者: 長田恵弘1 内田豊昭1 本郷祥子2 寺地敏郎2

所属機関: 1東海大学八王子病院泌尿器科 2東海大学医学部泌尿器科

ページ範囲:P.87 - P.89

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嵌頓包茎とは包皮輪が亀頭サイズより小さいため翻転した包皮が元に戻らなくなった状態をいう。

 包皮の翻転を無理に行った結果,包皮輪より遠位側の包皮が亀頭を絞扼し循環障害を惹起し,視診上,亀頭部および包皮は腫脹し浮腫状の包皮内板が冠状溝部をドーナツ状に取り巻いているようにみえる。通常,排尿障害は認めないが,陰茎痛を伴い来院する。

参考文献

1)浅沼 学,宍戸清一郎,佐藤裕之,他:泌尿器科領域―包茎の治療方針.小児外科 37:1447-1451,2005
2)李 慶寿,小泉貴裕,中達弘能,他:小児の真性包茎に対する吉草酸ベタメサゾン軟膏の有用性.日泌尿会誌 92:619-623,2001
3)岸 洋一:嵌頓包茎.臨外 59(増刊):248-249,2004

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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