文献詳細
特集 ここが聞きたい―泌尿器科処置・手術とトラブル対処法
Ⅰ.泌尿器科処置 【嵌頓包茎整復】
29.嵌頓包茎の患者です。発症後数日が経ち浮腫が強く,整復してもすぐに元に戻ってしまいます。どのように対処すればよいでしょうか。
著者: 浪間孝重1 星清継1 池田義弘1 大沼徹太郎1
所属機関: 1東北労災病院泌尿器科
ページ範囲:P.93 - P.95
文献概要
嵌頓包茎の診断は,一度経験していれば視診により容易に行える。強い疼痛を伴うことが多いが,特に思春期の症例では羞恥心のため発症直後に医療機関を受診できないことがあり,設問のように数日を経過することも稀ではない。そうした場合,亀頭のうっ血は増大し,絞扼リング末梢の包皮は慢性炎症をきたし,びらんや瘢痕化を伴うリンパ浮腫に至ることもある。
参考文献
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