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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科61巻4号

2007年04月発行

特集 ここが聞きたい―泌尿器科処置・手術とトラブル対処法

Ⅱ.泌尿器科手術 D.開腹手術 ■副腎の手術 【副腎摘除術】

63.右副腎褐色細胞腫の手術中,短肝静脈がじゃまになり,剝離が不可能な状態になりました。短肝静脈を切断してでも剝離を進めるべきでしょうか。

著者: 小出卓生1

所属機関: 1大阪厚生年金病院泌尿器科

ページ範囲:P.192 - P.193

文献概要

短肝静脈の切断を余儀なくされる右副腎褐色細胞腫は,サイズの比較的大きな副腎褐色細胞腫の場合であろう。このような副腎腫瘍に対して,経腹的アプローチで腫瘍摘除術を進めた場合に遭遇する避けがたい術中操作の問題である。

参考文献

1)中村 達:静脈系脈管の解剖.幕内雅敏(編):肝臓外科の要点と盲点.文光堂,p13,1998
2)中山壽之:副腎静脈の処理法.幕内雅敏(編):肝臓外科の要点と盲点.文光堂,p115,1998
3)小出卓生:腎・副腎手術―経胸経腰的アプローチのコツ.阿曾佳郎(編):臨床泌尿器科のコツと落とし穴.中山書店,p43,1999
4)上領頼啓:経胸骨的到達法による腎癌の手術―肝脱転のコツ.阿曾佳郎(編):臨床泌尿器科のコツと落とし穴.中山書店,p40,1999

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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