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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科61巻4号

2007年04月発行

特集 ここが聞きたい―泌尿器科処置・手術とトラブル対処法

Ⅱ.泌尿器科手術 D.開腹手術 ■腎の手術 【根治的腎摘除術】

66.根治的腎摘除術を施行中の患者です。血管系の処理をしているときに出血が生じ,どこかの血管を損傷しました。どのように対処すればよいでしょうか。

著者: 土谷順彦1

所属機関: 1秋田大学医学部泌尿器科

ページ範囲:P.200 - P.203

文献概要

出血への対応方法は手術の成否を左右する基本的手技の1つである。根治的腎摘除術時において出血をうまくコントロールすることは,出血量の減少や手術時間の短縮に寄与するばかりでなく,良好な視野のもとに正確な剝離層を同定しうることにより,結果的に制癌効果を高めることになるからである。本稿では,出血時の一般的な対処方法と根治的腎摘除術時における留意点について概説する。

参考文献

1)武冨紹信,伊藤心二,北川 大,他:特集 外科手術教育の方法と実践―積極的に学ぶ系統的手術教育.手術 59:591-594,2005
2)坂本宣英,宮川菊雄:特集 最新の手術機器―使いこなすコツを学ぶ―バイポーラー電気メスの使い方.臨外 61:423-426,2006
3)武田多一:プライマリーケアの実際.臨床研修マニュアル―プライマリーケアに必要な基本手技.止血法.臨床医 30:1225-1230,2004
4)Wein AJ, Kavoussi LR, Novick AC, et al:Campbell-Walsh Urology. 9th ed. WB Saunders, Philadelphia, p30, 2006

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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