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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科61巻4号

2007年04月発行

特集 ここが聞きたい―泌尿器科処置・手術とトラブル対処法

Ⅱ.泌尿器科手術 D.開腹手術 ■尿管の手術 【尿管尿管吻合術】

74.産婦人科の手術時に尿管を切断された患者です。手術中に連絡があり,オペ室に呼ばれました。尿管を剝離し,尿管尿管吻合しようとしましたが,尿管が届きません。どのように対処すればよいでしょうか。

著者: 飯塚啓二1

所属機関: 1波田総合病院泌尿器科

ページ範囲:P.228 - P.230

文献概要

産婦人科の手術時に起こった尿管損傷で,なおかつ尿管の一部を一緒に切除してしまった症例である。産婦人科手術において尿路の損傷は比較的多いとされているが,最近の手術技術の向上により少なくなってきた印象がある。しかし,膀胱や尿管に直接接しているため,損傷を起こすリスクは常にあるようである。そして,尿路系の損傷の大部分は,産婦人科手術に起因するといわれている。

参考文献

1)Kato H, Abol-enein H, Igawa Y, et al:A case of ileal ureter with proximal antireflux system. Int J Urol 6:320-323, 1999

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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