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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科61巻4号

2007年04月発行

特集 ここが聞きたい―泌尿器科処置・手術とトラブル対処法

Ⅱ.泌尿器科手術 D.開腹手術 ■尿路変向術 【回腸導管造設術】

84.回腸導管造設術を行った患者です。手術を終えた当日の夕方,尿管ステントを自己抜去してしまいました。どのように対処すればよいでしょうか。

著者: 山田泰之1

所属機関: 1愛知厚生連海南病院泌尿器科

ページ範囲:P.254 - P.255

文献概要

回腸導管造設術では,回腸導管と尿管を6~8針吻合する。そして,尿管ステントカテーテルなどを留置することが多い。しかし,患者の術後せん妄により自己抜去することがごく稀にある。特に術直後に抜けてしまったときは緊急に対処が必要になることがある。ただし,抜けたとしても吻合部からの漏れがなければ吻合部狭窄の心配はあるものの,緊急処置を要さない場合も多い。最近は術後の尿管カテーテルを留置しないことも多い。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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