icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科61巻4号

2007年04月発行

特集 ここが聞きたい―泌尿器科処置・手術とトラブル対処法

Ⅱ.泌尿器科手術 D.開腹手術 ■陰囊内臓器の手術 【精巣上体摘除術】

104.精巣上体摘除術を施行中の患者です。局所麻酔で手術を行いましたが,術中に高度の疼痛を訴えはじめました。どのように対処すればよいでしょうか。

著者: 山本泰久1

所属機関: 1山本泌尿器クリニック

ページ範囲:P.323 - P.324

文献概要

精巣上体摘除術は現在あまり行われることはないが,必須の手術手技である。この手術に限らず,陰囊内容を局所麻酔下で手術する際に問題となるのが疼痛である。皮膚切開,剝離のときは問題ないが,精巣を把持,脱転すると突然痛みを訴えることがある。この痛みは精索,下腹部から腰部にかけて放散する独特の痛みで,しばしば吐き気を伴う。一度生ずるとコントロール困難となることもあるため注意が必要である。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら