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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科61巻7号

2007年06月発行

文献概要

手術手技 腹腔鏡下手術時代における開放手術・6

腎盂形成術

著者: 島田憲次1 松本富美1 松井太1

所属機関: 1大阪府立母子保健総合医療センター泌尿器科

ページ範囲:P.507 - P.514

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要旨:幼小児の先天性水腎症に対する腎盂形成術では腎盂切開のデザインが最も重要となる。腎盂尿管吻合に際しては手術用ルーペを用いて慎重な操作を加え,腎瘻を置き,吻合部にはステントを留置する。皮膚切開創の大きさや手術時間などから腹腔鏡下手術よりはるかに手術侵襲は小さいと考えられる。さまざまなバリエーションにも柔軟に対応できるよう,異常血管に対する処置や狭窄部が長い場合の術式にも精通しておく必要がある。

参考文献

1)島田憲次,藪本秀典,生駒文彦,他:小児先天性水腎症(PUJ狭窄)76腎の臨床統計.日泌尿会誌 75:476-483,1984
2)島田憲次,細川尚三,松本富美,他:出生前診断された先天性水腎症:腎機能に対する腎盂形成術の効果.日泌尿会誌 91:473-478,2000
3)Devine CJ Jr, Devine PC, Prizzi AR:Advancing V-flap modification for the dismembered pyeloplasty. J Urol 104:810-816, 1970

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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