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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科61巻7号

2007年06月発行

セミナー 新しい手術器械の応用・1【新連載】

超音波凝固切開装置

著者: 川端岳1

所属機関: 1関西労災病院泌尿器科

ページ範囲:P.533 - P.539

文献概要

要約:超音波凝固切開装置が腹腔鏡下手術に用いられるようになって15年が経過した。泌尿器科領域で体腔鏡下副腎摘除術や腎摘除術が現在のように普及した背景に本装置が果たした役割は決して少なくない。また,開腹手術の際に用いることにより,糸による結紮操作を減少させ,かつ確実な止血効果が得られている。本稿では本装置の原理や使用法の実際および注意点などについて各機種の比較も行いながら述べる。

参考文献

1)川端 岳:超音波凝固切開装置の使い方.臨泌 55:873-880,2001
2)Amaral JF:Ultrasonic dissection. Endosc Surg Allied Technol 2:181-185, 1994
3)高木純人,金子弘真,城原直樹,他:内視鏡下手術における超音波凝固切開装置の機種による特性と使用法.日鏡外会誌 9:132-138,2004
4)木下敬弘,金平永二,山田英夫:超音波凝固切開装置(USAD).消化器外科 27:1541-1551,2004
5)白尾一定,吉中平次,藤村 剛,他:超音波外科手術装置使用にともなう塵埃数変化と細菌飛沫試験.医科器械学 68:49-53,1998
6)松田公志:泌尿器腹腔鏡基本手技:技術認定ビデオ審査結果から.Jpn J Endourol ESWL 19:2-7,2006

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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