臨床泌尿器科61巻9号

2007年08月発行

症例

珊瑚状を呈した腎基質結石

著者： 町田裕一¹ 玉田聡¹ 川嶋秀紀¹ 仲谷達也¹ 山本啓介²

所属機関： ¹大阪市立大学大学院医学研究科泌尿器病態学 ²山本クリニック

ページ範囲：P.737 - P.740

文献概要

　症例は38歳，女性。右腎結石に対し体外衝撃波結石破砕術（ESWL）を2回施行しており，発熱および右側腹部痛を主訴に当科を受診した。上部尿管結石および同部の尿管狭窄を認めたため，経尿道的尿管砕石術（TUL）および尿管バルーン拡張術を施行した。その後も腎盂腎炎を繰り返し発症し，約半年後の画像検査にて腎基質結石を指摘され，右腎摘除術を施行した。

参考文献

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