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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科62巻1号

2008年01月発行

書評

「プロメテウス解剖学アトラス 解剖学総論/運動器系」―坂井 建雄,松村 讓兒 監訳 フリーアクセス

著者: 岡部繁男1

所属機関: 1東京医科歯科大学大学院・細胞生物学

ページ範囲:P.71 - P.71

文献概要

 『プロメテウス解剖学アトラス 解剖学総論/運動器系』はドイツThieme社が2004年から2006年にかけて出版した全3巻からなる肉眼解剖学の教科書の第1巻の邦訳である。タイトルからわかるように,第1巻は人体構造の中で特に運動器(骨と骨格筋)に焦点を当てたボリュームであり,続く第2巻が「頸部/胸部/腹部・骨盤」,第3巻が「頭部/神経解剖」として順次刊行される予定である。

 原著の巻頭言によれば,この本のタイトルであるプロメテウス(ギリシャ神話に登場する。人に火を伝えたことによりゼウスから罰を受けた神である)は「先に考える者」を意味し,医学教育においてこれまでになく「理想的な」解剖学アトラスを作成することを目標としたがゆえに,その名を冠したとのことである。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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