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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科62巻13号

2008年12月発行

文献概要

症例

小切開内視鏡下手術を施行した下大静脈後尿管

著者: 寺本咲子1 滝花義男1 石川覚之1 中込宙史1

所属機関: 1山梨厚生病院泌尿器科

ページ範囲:P.1077 - P.1079

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 下大静脈後尿管に対して行う術式は開放手術が一般的であるが,近年は低侵襲手術として体腔鏡下手術も行われるようになっている。本症例のようにPNLやTUL,さらにはESWL治療のために癒着が予測された下大静脈後尿管の手術においては,低侵襲,良好な視野,操作の確実性を兼ね備えた内視鏡下小切開手術は非常に有用な方法であった。

参考文献

1)Aliasghar Y, Mohamadali MR, Behzad F, et al:Retrocaval ureter:a study of 13 cases. Urology J 3:175-179, 2006
2)Thomas HSH, Stevan BS and Stephen YN:Management of upper urinary tract obstruction. In:Campbell-Walsh urology, 9th ed. edited by Alan JW. Saunders, Philadelphia, pp1253-1254, 2006
3)Robert MW:Ureteroureterostomy. In:Atlas of Urologic Surgery, 9th ed. edited by Frank H Jr. WB Saunders, Philadelphia, p687, 1989
4)木原和徳,影山幸雄,小林 剛,他:手術の概要,その他のミニマム創内視鏡下手術.ミニマム創内視鏡下泌尿器手術,木原和徳(編著).医学書院,東京,pp2-8,2002
5)木原和徳:ミニマム創内視鏡下手術の原理と手術器具の開発―目標の達成度.Urology View 4:28-37,2007

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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