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特集 泌尿器科外来ベストナビゲーション 1.尿路・性器の炎症性疾患 ■非特異性感染症 【腎盂腎炎】
5.発熱,側腹部痛,膿尿により急性腎盂腎炎と診断した患者です。外来治療から入院治療に移行する基準について教えてください。また,外来,入院でのそれぞれの治療方法について教えてください。
著者: 菊地栄次1 村井勝2 大家基嗣1
所属機関: 1慶應義塾大学医学部泌尿器科 2国際親善総合病院
ページ範囲:P.29 - P.31
文献購入ページに移動腎盂腎炎は細菌の逆行性感染により,腎盂および腎実質の炎症が惹起された状態である。臨床経過により急性あるいは慢性に,基礎疾患の有無により単純性あるいは複雑性に大別される。急性腎盂腎炎は迅速な治療を要する。
臨床症状として,悪寒・戦慄を伴う発熱,腰痛,腹痛などが認められる。他覚的所見としては,患側の肋骨・脊柱角部の叩打痛がある。検査所見としては尿検査が重要で,尿沈渣上,白血球10個以上/hpfの膿尿を認め,細菌尿は105/m
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