icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科62巻4号

2008年04月発行

特集 泌尿器科外来ベストナビゲーション

1.尿路・性器の炎症性疾患 ■性感染症 【淋菌性尿道炎】

26.淋菌とクラミジアの混合感染が疑われる患者です。対処と処方について教えてください。

著者: 遠藤勝久1

所属機関: 1JR東京総合病院泌尿器科

ページ範囲:P.90 - P.94

文献概要

1 診療の概要

 本稿では紙面の都合もあり,淋菌性尿道炎,クラミジア性尿道炎について述べていきたい。

 淋菌性尿道炎は,淋菌(Neisseria gonorrhoeae)によって引き起こされる性感染症である。淋菌は低温・高温に弱く,炭酸ガス要求性のため,通常の環境下では生存ができない。最近の性の多様化から,咽頭,直腸感染例が増加している。

参考文献

1)遠藤勝久,清田 浩,小野寺昭一,他:男子淋菌性尿道炎由来淋菌に対する各種抗菌薬の感受性(2006年次報告),日本性感染症学会第19回学術大会,2006
2)三鴨廣繁,二宮望祥,玉舎輝彦:感染症トピックス―難治化する淋菌感染症―咽頭部への淋菌感染.感染と抗菌薬 5:267-269,2002
3)松本哲朗:最近の性感染症の動向.臨泌 61:765-771,2007
4)小島宗門,矢田康文,早瀬喜正:クラミジアを混合感染した淋菌性尿道炎の現状と治療.臨泌 61:787-790,2007
5)性感染症 診断・治療ガイドライン2006年版.日性感染症会誌 17:35-43,2006

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら