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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科62巻4号

2008年04月発行

文献概要

特集 泌尿器科外来ベストナビゲーション 2.神経因性膀胱障害と尿失禁 ■神経因性膀胱障害 【排尿障害】

34.尿道留置カテーテルが留置されているADL不良の尿閉状態の患者です。対処と処方について教えてください。

著者: 中平洋子1

所属機関: 1埼玉医科大学医学部泌尿器科

ページ範囲:P.117 - P.118

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1 診療の概要

 尿閉とは多量の尿が膀胱に貯留しているが,排尿ができない状態である。尿閉の原因は,下部尿路の器質的または機能的通過障害であり,前立腺肥大症や神経因性膀胱が原因として挙げられる。尿閉の状態が持続すると上部尿路に影響を及ぼし,腎後性腎不全から急性腎不全を発症することが予想される。そのため,何らかの方法で尿を対外へドレナージすることが必要である。代表的な方法として,尿道留置カテーテルがある。

参考文献

1)老人泌尿器科学会(編):高齢者排尿障害マニュアル.メディカルレビュー社,大阪,p73,2002
2)Edward SW:Guideline for prevention of catheter-associated urinary tract infections. Infect Control 2:125-130, 1981
3)上田朋宏:高齢者における尿失禁管理の特殊性について.産婦人科の実際 53:743-749,2004
4)Catheter-associated bacteriuria. In:Campbell-Walsh Urology. 9th ed. edited by Walsh PC, et al. WB Saunders, Philadelphia, pp296-297, 2007

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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