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特集 泌尿器科外来ベストナビゲーション 2.神経因性膀胱障害と尿失禁 ■神経因性膀胱障害 【排尿障害】
34.尿道留置カテーテルが留置されているADL不良の尿閉状態の患者です。対処と処方について教えてください。
著者: 中平洋子1
所属機関: 1埼玉医科大学医学部泌尿器科
ページ範囲:P.117 - P.118
文献購入ページに移動尿閉とは多量の尿が膀胱に貯留しているが,排尿ができない状態である。尿閉の原因は,下部尿路の器質的または機能的通過障害であり,前立腺肥大症や神経因性膀胱が原因として挙げられる。尿閉の状態が持続すると上部尿路に影響を及ぼし,腎後性腎不全から急性腎不全を発症することが予想される。そのため,何らかの方法で尿を対外へドレナージすることが必要である。代表的な方法として,尿道留置カテーテルがある。
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