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特集 泌尿器科外来ベストナビゲーション
6.内分泌疾患 ■副腎・後腹膜の疾患 【副腎性器症候群】
72.副腎性器症候群が疑われる患者です。分類およびそれぞれの対処と処方について教えてください。
著者: 磯谷周治1 堀江重郎1
所属機関: 1帝京大学医学部泌尿器科
ページ範囲:P.246 - P.248
文献概要
副腎性器症候群とは,副腎のさまざまな疾患により過剰な性ホルモンが分泌され,主に外性器系に何らかの異常を生じる病態である。ほとんどの症例は先天性副腎過形成で,ごく一部が性ホルモン産生腫瘍である。先天性副腎過形成は主に新生児の疾患であるが,性ホルモン産生腫瘍は,ほとんど成人に生じる疾患である。
前者と後者の臨床像は著しく異なるため,これをまとめて論議することは無理がある。そのため,現在では,副腎性器症候群という呼称は臨床では使用されずに,具体的な病名が提示されることが多い。
参考文献
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