icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科62巻4号

2008年04月発行

特集 泌尿器科外来ベストナビゲーション

7.腎不全 【慢性腎不全】

84.慢性腎不全の患者です。腹膜透析を行うべきか,血液透析を行うべきか悩んでいます。対処について教えてください。

著者: 佐藤滋1

所属機関: 1秋田大学医学部泌尿器科

ページ範囲:P.294 - P.298

文献概要

1 診療の概要

 血液透析(HD)と腹膜透析(CAPD)を対比したそれぞれの特徴を表11)に示すが,必ずしも表に示したとおりの特徴を有しているわけではない。医学的にどちらの透析法が優れているかを論ずるのは意味がなく,患者個々の病態と実行力,自己管理能力の優劣,患者・家族背景などによって,いずれかの透析療法を選択すべきである。

 以下,機材と操作,日常生活,透析効果,合併症,透析の継続性について,診療方針を述べる。

参考文献

1)小椋陽介,横山啓太郎:血液透析vs腹膜透析(特にCAPD).阿岸鉄三(編):血液浄化におけるコントロバシー.金原出版,東京,pp16-21,1995
2)川口良人:CAPDと血液透析.阿岸鉄三(編):血液浄化におけるコントロバシー.金原出版,東京,pp21-24,1995
3)中山昌明,岩渕 将,寺脇博之:腹膜透析―透析量を含めて.臨床透析編集委員会(編):透析医療におけるガイドライン―現状と今後の方向性.臨床透析6月増刊号.日本メディカルセンター,東京,pp150-158,2006

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら