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特集 泌尿器科外来ベストナビゲーション
8.そのほか 【ストーマ周囲炎】
94.難治な回腸導管のストーマ周囲炎の患者です。対処と処方について教えてください。
著者: 村井哲夫1 宮崎玲美2 山田裕道3 滝沢明利1
所属機関: 1国際親善総合病院泌尿器科 2国際親善総合病院 3国際親善総合病院皮膚科
ページ範囲:P.326 - P.329
文献概要
回腸導管では,導管から常に尿が流れ出ている状態であるため,採尿用のストーマ装具が必要となる。優れたストーマ装具の開発によって,ストーマ周囲皮膚障害は減少したとされているが,管理困難な症例や誤った装具使用により,ストーマ周囲皮膚障害を患うオストメイトは後を絶たない。
ストーマ周囲皮膚障害の原因の主なものとして,排泄物の付着,皮膚保護材・粘着材の刺激,機械的刺激,感染,基礎疾患に由来するものなどが挙げられる。ストーマ周囲皮膚障害を改善させるためには,その原因に応じた対策が必要となる。原因によって皮膚障害が発生しやすい部位や障害の状態が異なるため,皮膚障害がどの場所にどのように起こっているのか,装具交換時にストーマ周囲皮膚をよく観察することが重要となる。
参考文献
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