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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科62巻5号

2008年04月発行

文献概要

手術手技 尿失禁に関連した手術・1【新連載】

女性尿失禁の手術―開腹手術:Burch法を中心に

著者: 福井準之助1

所属機関: 1聖路加国際病院泌尿器科

ページ範囲:P.289 - P.296

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要旨:尿失禁治療のための開腹手術には多種類の手技が報告されているが,治癒率や合併症の発生率から恥骨後式腟懸吊術とparavaginal sling術が主流となっている。筆者は恥骨後式到達手技の中で,膀胱頸部~中枢側尿道に接した腟壁をCooper靭帯に縫合して中枢側尿道をハンモック状に吊り上げ,解剖学的に正常な位置である腹腔内に回復させる恥骨後式腟懸吊術の1術式であるBurch腟懸吊手技を好んで施行してきたので,本術式を中心に述べる。

参考文献

1)福井準之助:経腹的到達法(Burch法,MMK法)―尿道・膀胱移行部懸吊術.福井準之助,永田一郎(編):女性の泌尿器障害と骨盤底再建.南山堂,東京,pp184-195,2004
2)Chappel CR:Retropubic suspension surgery for incontinence in women. In:Campbell-Walsh Urology. 9th ed. edited by AJ Wein, Saunders, Philadeiphia, pp 2168-2186, 2007

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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