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書評
「プロメテウス解剖学アトラス―解剖学総論/運動器系」―坂井建雄,松村讓兒 監訳 フリーアクセス
著者: 塩田浩平1
所属機関: 1京都大学大学院・形態形成機構学
ページ範囲:P.297 - P.297
文献概要
肉眼解剖学の多くの書物は,いわゆるテキスト中心の教科書的書物とアトラス(図譜)がそれぞれ別に作られ,両者を併せて用いることにより人体の構造の詳細を学ぶことができるようになっている。しかし,『プロメテウス解剖学アトラス』は,こうした従来の常識を打ち破り,まったく新しいアイデアで構成されている。すなわち,1,700点に及ぶ図のそれぞれに比較的詳しい説明文が付けられ,構造のポイント,周囲の器官・組織や全身との関連,構造と機能の相関などが図に即して効率的に理解できるように配慮されている。
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